高血圧は喫煙と並んで、日本人にとって最大の生活習慣病のリスク因子です。
血圧は上昇しても自覚症状がほとんどありませんが、高血圧が続くことで動脈硬化がおこり、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こします。まずはご自身の普段の血圧を知ることからはじめましょう。
家庭での血圧測定の方法
朝夜2回、1機会に2回測定しましょう。
測定のタイミング
朝
- 起床後1時間以内
- トイレに行ったあと
- 朝食の前
- 薬を飲む前
夜・寝る前
- 入浴や飲酒の直後は避ける
測定するときのポイント
- 椅子に座って1~2分たってから測定する。
- カフは心臓と同じ高さで測定する(腕に巻いた位置と心臓の高さを同じにしましょう)。
- 素肌もしくは薄手のシャツの状態で測定する。
測定値を記録しましょう
- 記録をすることで体調の変化を振り返ることができます。
- 記録をつけて主治医にみてもらいましょう。
- 薬を飲んでいる方は、薬の量の調節や効果判定に役立ちます。
- 記録する手帳が必要な方は、役場住民課までご相談ください。
高血圧の基準値
収縮期 | 拡張期 | |
病院で測定 | 140以上 | 90以上 |
家庭で測定 | 135以上 | 85以上 |
高血圧の原因は、過剰な塩分や飲酒・喫煙といった生活習慣です。生活習慣を改善することで、血圧を下げることができます。